ある事柄を語るとき、その略史ぐらいは頭に入れておけ、というのが信条なのですが、デザインについては通史のようなものを読んだことが無かったな…と思い、購入。他にもデザイン史と名のついた書籍はあったけど、これが1番薄かったので。
さーっと読めましたがさーっと読んだぐらいの身につき方でした。巻末にいくつか参考書籍載ってるので、ちゃんと知ろうと思ったらやっぱりそういう本を読まなきゃダメかーと思った次第です。
印象としては、19世紀かそれ以前の「デザイン」というと、美術や建築の分野として語られるものが多いので、西洋美術史の、近現代についての知識が流用可能であると感じました。デザインの語源と、デザインということが始まったと思われるタイミングについては、前にも調べて見たんですが、はっきりとしたことは分からなくて(そもそもデザインの定義ってなんだ!?というところでドツボにハマる)。
また、グラフィックインダストリアル、建築、ファッション…などなど、分野によってデザインを語るトーンは全然違うし、コミュニティデザインやソーシャルデザインとかになってくると、デザインという言葉の裾野が広すぎて( ꒪⌓꒪)
なので、分野ごとに通史や略史を学ぶのが真っ当だろうなと、思うに至りました。
読んで見たい方にはお貸ししまーす。