『ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン』

UXってなんですか?というところから、デザインのことまで、ウェブサイトを作ることについて、抑えてあるといいポイントが非常に読みやすくまとまっていて、良い本だと思います。「ノンデザイナーでも」というところから、デザイナー以外を対象にしている本のように見えますが、デザイナーさんにこそ読んで欲しいかなあと思いました。

実際にデザインを作るときのチップスになるようなことはほぼ書かれていないので、テクニックを知りたい方は別の本を読んだ方がいいと思います。基本的なウェブを作るときの考え方や実践の手法について知るのに、いいと思います。UXってよく聞くけど、なんぞや?知りたいな、と思う方は手に取って見てはいかがでしょうか。

私が色々書き込んだり、それほんとな、というところに付箋を貼ったバージョンで読みたい方は、お申し出ください(笑)

WPサイトの設計について(まとめ編)

WPサイトの設計について何を考えているかについて書いてきました。
全てではないですが、基本的なことは拾えたのではないかと思います。

ここまで考えたことは、要件定義、サイトマップ、ワイヤーフレームをもとにして考えています。これの他、コーダーの仕事としては、デザインカンプに従ってデザインデータを切り出し、HTMLやCSS、JSを書く仕事があります。つまり、その仕事に入る前に、これだけのことを考えて準備して実装に手を動かしている、ということになります。それを考えると、WPサイトの見積もりは30万円〜という見積もりも、決して高いと言えないと思うのです。

デザインを当てていく作業の前に、もう少し補足しておきたいことについて簡単に書いておきます。

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WPサイトの設計について(カスタムフィールド編)

WPサイトを設計するときに何を考えているか、の連載、なんと5回目です。長いですね。前回はテンプレートの話をしました。今回はカスタムフィールドの話です。

またでましたね、カスタム。投稿タイプだったり、タクソノミーだったり、今度は「フィールド」のカスタムです、つまり、独自のフィールドを追加するということです。ところで、フィールドって、なんでしょうね?

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WPサイトの設計について(テンプレート編)

WPサイトを作る時にどう設計するか?何を考えているか?についての連載4回目です。はじめにサイトマップをよく見て投稿タイプについて考えURLについて考えてきて、今度は各ページを出力するテンプレートについてのお話です。長い連載になってきました。でもこれを含め残り2、3回ぐらいだと思います。どうぞよろしければお付き合いください。

テンプレートってなんのこと?

WPでは、投稿タイプごとに、管理画面で記事内容を入力できます。入力した内容をデザインに合わせて「出力」することでサイトが見られる、ということになります。見えるサイトのことを「フロントエンド」と呼んだりします。WP管理画面を「入力装置」とし、実際にサイトとしてユーザーが見る「フロントエンド」の間にあるのが「テーマ(テンプレート)」です。テンプレートが入力された内容を「出力」しない限り、管理画面で何を入力してもサイトは真っ白なままです。

テーマテンプレートを作る方法自体は、ここでは紹介しません。ググりましょう。個人的には、WP標準の「twentyなんとか」というテーマをもとにして、不要な部分はざくざく消すなどして、カスタマイズしています。この記事では、これまで考えてきた設計をもとにした場合、どんな「テンプレート」があればサイトを組んでいけそうか?ということを考えていこうという趣旨で書いてます。

なんじゃそれ、と思った方は是非続きをどうぞ。

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WPサイトの設計について(URL編)

WordPress でウェブサイトを作るときに最初に何を考えているかについてまとめた連載の3回目でございます。前回はWPの投稿タイプなどの特徴を知って、サイト内のページを適切な投稿タイプに割り振る話をしました。今回は、URLがどうなるか、というお話。

わがままなURLにはできない宿命?

WordPress ではURLがページを「クエリ」になるため、色々とルールが存在し、それに従ってURLが決定されます。なので、ディレクタやクライアントが思う通りのURLにできないことがあります。
できるできないでケンカになる前にしれっと「こういうURLになりますので」とお知らせした方が波風立たない場合もあるので、サイトマップをもらった段階ぐらいで一度お知らせしておくのが無難だと思っています。(ただしWPの仕組みに詳しかったりPHPについてとても詳しかったりする人は、この辺の問題を華麗に解決できるんだと思います。私はできないので、WPのルールに従って無理のないURLにします。その方が何かと安全そうだし。。。)

そもそもどういうURLになるのかについて、知っておくのがいいでしょう、と思ったので、下記に例をあげます。

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さくらインターネットのレンタルサーバーで無料のSSLが簡単に設定できるようになったのでこのサイトを暗号化しました

黒い画面(CLI)とかサーバーに全く詳しくなく、SSL/TSLの技術についてもさっぱり理解できていない管理人です。なので、サポートがないと自分のサイトの暗号化もできず…予算もないし、時代遅れのままなのね、と諦めておりましたが、そこへ光明が。

…大げさでしたね、すみません。

さくらインターネットのレンタルサーバーで無料のSSLが簡単に設定できるようになったのでこのサイトを暗号化しました。
少し前にC-Labo.公式サイトはラピッドSSLを導入しましたが、シマンテックの一件でこれもちょっとよくないぞ、となっていたところへありがたい話でした。
無料のSSL証明書には「Let’s Encrypt」というのを利用しているそうです。

プレスリリースはこちらから。
https://www.sakura.ad.jp/news/sakurainfo/newsentry.php?id=1770

公式のサイトもあるようです。
https://www.sakura.ne.jp/function/freessl.html

気になる導入方法

コントロールパネルから、ほぼワンクリックで導入が可能です✨

https://help.sakura.ad.jp/hc/ja/articles/115000136822

無料では信頼性が低いのでは?

無料で取得できる認証は「ドメイン認証」です。
無料も有料も、暗号化自体の安全性に違いはないという理解です。

でもなんで、あんなにお高い証明書があるのに、無料でできてしまうのか。ちょっと納得がいかなかったのですが、技術的に頑張って自動化したので無料でも良い、というのがひとつ理由にあるそうです。

参考にしたサイト
https://letsencrypt.jp

あと、正しいのかどうかはわからないですが、「とにかく平文通信しているサイトを一掃したい」という、大手のみなさんの思惑があるのでは、という意見。
https://techracho.bpsinc.jp/hachi8833/2016_09_23/26188

でも無料のSSL証明書は本当に問題がないのか?について、実際にフィッシングサイトなどが無料のSSLを使っているのではないか、というケースもあるようで。
証明書を確認すれば、どこの認証局の証明書を使っているのかはわかるので、いちいち確認すれば、フィッシングサイトであることも見抜けるのだと思いますが、ちょっとやですね。
https://rms-digicert.ne.jp/digital-certificate-news/certificates-for-phishing

今後に思うこと

単に暗号通信のためであれば無料でもまあ良いとしても、本当のところの「信頼性」を得るためには、有料の証明書を使うのが真っ当なのは変わりないのかなあ、と思いました。
また、こうなってくると「ドメイン認証」レベルの証明書の信頼性って、だいぶ低く見積もられるようになるのかなあ、とも思いました。
長い目で見ると、「企業認証」を取得し、証明書をひらけば事業主体が確認できる、というのがますます必要になるのでは・・・?
または「グリーンバーじゃなきゃ安心できない!」っていう風になっていくのかも・・・?
もしくはもっと確かな方法が求められていくようになるのかも・・・?(攻撃者と防御者のいたちごっこ…それこそ「安全」の宿命?)

WPサイトの設計について(投稿タイプ編)

WordPress でウェブサイトを作るときに、サイトマップとワイヤーフレームをもらってからコーダーが何を考えるか?ということをまとめてみようとはじめた連載の2回目でございます。

「WPサイトの設計」について、ディレクタさんやWPを使いはじめたばかりの方へ参考になれば幸いです。コーダーの頭の中、のぞいてみる気分で読んでいただければと。

最初の記事はこちらです。

サイトマップの確認ができて、さて、サイト内の各ページをWPでどの投稿タイプに当てはめるか?ということを考えていきます。

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