必須でないことに驚きを隠せない方も多いことでしょう。
また、なぜ?と思われる方ももちろんいらっしゃると思います。
ブログならともかく、企業サイトでそれは必要ないのでは?と。
一理あるかもしれません。
確かに「必須かどうか」といわれれば、まあなくてもいいよね、と考えようと思えば無理ではありません。
特に、新しいことを発信したその瞬間には制作日の記載なんか考えないかもしれません。
でも、日々は過ぎます。
その時は正しい、適切と思っていた情報が、時が経ち、間違ったものになることも、あるじゃないですか。あるとおもうんです。あるはずです。あるに違いない。
その時、その記事に「これはいつ書かれたものか」がはっきりわかる日付が入っていたらどうでしょう。
その記事を読んだ人は「あ、古い記事だな。もしかしたら今は違っているかもしれないな・・・」
そう判断できますよね?
メディアリテラシーの話を、1回目の勉強会でさせていただいたのですが、それとこれとは繋がっています。
そのとき、引用させていただいた内田樹さんの書籍の中では、メディアリテラシーは聞き手(情報の受け手)への敬意によってしか担保されない、とあるのです。
日時を示すのが聞き手への敬意?飛躍しすぎじゃないですか?
そうでもないと思います。
書かれた時期を示すというのは、おそらく学術系の、論文やその引用を示す時はもう、必須どころかやってなかったら「非常識」なレベルなんだろうなって思いますし。
もちろん、ウェブに書いた日記やら、企業のページは、学術論文ではないですけど、自分が発信した情報ソースに責任を持つべし、という立場をとるなら、やはり書かれた時間ぐらい載せるべきと思うんですよね。
実際、私は何か調べていて、それがいつ書かれたものかわからずにイライラすることの多いこと・・・・。
ということで、情報を発信する際には、それがいつ書かれたものかを明確に。
簡単にやれるところから、情報発信の質、上げていきませんか?