レスポンシブデザインについて(2)

スクリーンショット 2015-07-17 9.37.37
このサイトをタブレットで見るときっとこんな感じ。

 

レスポンシブデザインのメリットと言えることを考えてみます。

その前に、マルチデバイスに対応するって、どういう方法が考えられるんでしょうか?(勉強会のネタにしたい勢いですね)

ちなみに、デバイスっていうのは機器、装置、道具という意味の英単語で、ここでは、ウェブサイトを閲覧することが可能な機器と考えます。
ガラケー、スマホ、タブレット、ゲーム機、kindle、テレビ、パソコンにしてもデスクトップかラップトップか・・思いつく限りはこんな感じです。(他にもあるやん、ていうのはコメントで教えてやってください)

そもそもインターネットやらホームページとかいうものは、昔はパソコンでしか見られなかったのです。
それが、ケータイ電話(二つ折れになってきたころですかねー)今でいう「ガラケー(ガラパゴス携帯電話の略語、本来の意味的には若干不適切?)・フィーチャーフォン」とかいうものでインターネットができるようになったあたりで、これからは携帯電話でインターネットをする時代だ!!となったわけです。

多分、家庭でもこんな変化じゃないでしょうか。パソコンは家に1台で家庭内LANとかもあるわけじゃないけど、ケータイならひとり1台持っていてインターネット使いやすい、とか、そういうことが起こってたんじゃないかと。

そんなときに、パソコンだけじゃなくて、ケータイからも見られるサイトが必要だ!となりました。

このときは、とにかく回線が細いし携帯電話の会社によって対応も様々だったため、「ケータイ専用のページを作る」というのが常識だったと思います。
更新が必要になったら、PCのページとガラケーのページ両方を修正するといった感じで。内容もPCと同じものがケータイでも、ということではなく、ケータイユーザーに適した内容で、と考えられていたと思います。なぜならとにかく通信量を抑えるしかなかったので、コンテンツも「最低限」という絞られ方を強いられたからでしょう。

このころ流行り始めるのが、PCサイトもケータイも1回の作業で両方更新したい、というニーズに応えるCMSだったように思います。

あ、ちなみにこれらのことは、あくまで筆者が感じたことなので、実際の時期的なものとか、大手と中小、都会と田舎(筆者は富山人)で受ける感覚は違うと思いますよ。あくまで昔話です!

ケータイの細い回線もどんどん太くなり、PCサイトビューアーとかが出てくる感じでしたね。そして、スマートフォンの急速な普及。ケータイ対応だ!と言っていた人はもちろん、これからはスマホだ!となります。このちょっとあとにタブレット端末が出てきたときも(以下略)。

近頃ゲーム機やらテレビもインターネットにつながりウェブサイトが見られるということになってきたら・・・・
はい、とにかくウェブサイトを見られるデバイスが増えた、ということはご理解いただけましたでしょうか。

各デバイスごとに対応するページを最適化して作る。これが、最適化のひとつの方法です。

脱線しますが、この最適化というのが、そもそもどういうこと?と思われるかもしれません。
デバイスによって表示できる領域、つまり画面のサイズは様々。カラーのものがほとんどでしょうが、白黒ものもだって考えられます。
また、パソコンはマウスで操作しますが、スマホは指、ガラケーは十字キー、ゲーム機やテレビもそうかもしれないですね。操作方法によって、ナビゲーションをどんな大きさやどんな場所に配置すべきかなどすべて異なります。
また、それを使う人も異なってきます。人が違えば目的が異なります。それらを考慮してデザインしたり、コンテンツを選定することが「最適化」と言えます。
ちなみに「印刷して使う」も場合への最適化を考えることもありますね。

本題に戻りますが、マルチデバイス対応についての方法は
「デバイスに対してそれぞれ最適化しているページを作る」
です。

この方法にもいろいろあると思いますが、結局サイト側でアクセスしてくるデバイスの種類を読み取り、それぞれに適したページに案内する、ということになると思います。このとき、デバイスによってURLが異なるということが起こる、ことが多いと思います。同じ内容を書いたページが複数存在することになったりしますね。

スマホ専用のコンテンツを作る、とか、このサイトはテレビで見られる場合も考慮する必要がある、などの場合には、非常に有用だと思います。

他方、デバイスに対して専用のページを作るというやり方では、専用のページでターゲット以外のデバイスからのアクセスがあった場合に適切なページに辿り着けるような道案内を用意しなければならない、ということです。これがないと専用ページの意味がないですよね。これが結構手間です。
また同じコンテンツのページが複数あることが検索順位に悪影響することもあるとかないとか。。

これに対してレスポンシブデザインではURLは同一になります。

この先詳しいことは、次回で!

 

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です